うさぎ舞
【うさぎ舞】
こちらは岩手県の「六原張り子」の【うさぎ舞】です。
日の丸の扇子をもって、鉢巻しめて、なんだか景気が良いですな~
見てるだけで楽しい気分になれる郷土玩具です。
モチーフになったのは岩手県和賀地方の古くから伝わる民謡だそうです。
うさぎうさぎ こうさぎ
なんたら耳が長いぞ
さればさっさ そのこと
おじ 親の代から
笹の葉まねて それで耳が長いぞ
チョイサッサ チョイサッサ
うさぎ舞でも 舞ましょか
めでたい時に皆でかけ声をかけ合いながら歌い、踊る楽しい踊りなんだそうです。
楽しい感じが伝わってきますよね。
あとは、なんだか応援されているような気もしますね~
リズムまではわからないので近くにいる岩手出身の人に聞いてみてくださいね(笑
過去に「起き上がり小法師」シリーズの郷土玩具として「六原張り子」をご紹介しています。ご興味あればそちらも読んでみてください。
↓
【起き上がる猫】
六原張り子についてのおさらい
岩手県内産の東和町(現 花巻市)成島の和紙を用い、独自の「裏張り」の技法で和紙面や和紙人形などの張り子を作っています。伝統の鬼剣舞面や神楽面、その年々の“干支”の人形など、軽くて丈夫な素朴な味わいが好評です。和紙面は軽くてよく周囲が見え、呼吸も楽。和紙人形は素朴な味わいで部屋のインテリア等に人気があります。
郷土芸能の伝承が盛んな地域で、木彫りの仮面が不足した昭和30年ごろに創案された。その後、金ヶ崎で昭和48年から本格的に作られ、毎年の大阪や東京での物産展でも実演販売。「全国郷土玩具ガイド」にも紹介されている。
完成までの工程は
粘土型製作→石膏型製作→和紙裏張り→張り合わせ→色付け→完成
となり、手間ひまを惜しまず昔ながらの手法で今も作られています。
うさぎに応援されながら、今年も後少し、頑張りましょう!
こちらの書籍にも【うさぎ舞】が紹介されています~