御幣猿(宮内張子)
【御幣猿】
こちらは香川県高松市の宮内張子の【御幣猿(ごへいざる)】です。
過去に東京都葛飾区の柴又の【御幣猿(ごへいざる)】をご紹介しましたね。
モチーフは同じ御幣猿でござーる。
御幣とは、神主さんが神前でふりかざす道具です。
このお猿さんも柴又と同じ金の紙でできた御幣を持っています。
色使いも柴又のと似ていますが、被っている帽子が立派ですな。
神の使いというだけあって、魔法が使えそうですね!
宮内張子とは、香川県の高松市の高松張子のことなんですが、高松張子自体は江戸時代からあったそうですが、明治以降に名をはせていったそうです。
ですが、大正、昭和になるにつれ、また戦争の影響もあり下火になりましたが、のちの人間国宝となるの宮内フサさんによって再び脚光をあびるようになり今にいたります。
人間国宝ってすごいですよね~!!
ご興味をお持ちになった方はこちらの記事がおすすめですよ。
そんな歴史があるなんてびっくりです。
こちらの人形は素朴な感じで手作り感満載でほのぼのします。
同じモチーフでも違った魅力があるから郷土玩具は面白いのです!!
郷土玩具の入門書におすすめです。