ねずみ
【ねずみ】
こちらは福岡県北九州市のの【門司ヶ関(文字ヶ関)人形】です。
写真ではわかりませんが、親指サイズの小さな人形です。
着物を着た可愛いねずみです。色使いもやわらかくて良いですよね!
親指サイズの小ささなので、細かな作業というのがわかります。
ねずみは干支にもありますが、多産の象徴で、新しいものをどんどん生み出すという意味が込められています。
門司ヶ関人形って
第2次世界大戦後、戦地より復員してきた柳瀬重朝(ヤ ナセシゲトモ)氏は、沖仲仕や駐留軍労務者、看板描きなどを転々・・。商売を始めたものの、貧しさの 中でやっと探し出したのが「シャボン玉売り」でした。進駐軍のバーから貰い下げたウィスキーのポケット瓶に”特製”の石けん水を入れて売り歩きました。その中で、子供たちへのオマケをつけてやりたいと考え、昔、母親が作っていた糝粉(しんこ)細工のお人形をヒントに小さな土人形を作りました。民芸ブームで 湧いていた当時、この人形が郷土玩具の研究家諸氏の目に留まり、八幡の郷土史家・境忠二郎氏によって「門司ヶ関(文字ヶ関)人形」と命名されました。
門司ヶ関人形工房 HPより
歴史は浅いかもしれませんが、立派な郷土玩具です。
なにより、土人形ですが、焼かずに自然乾燥のまま仕上げる日本でも数少ない
泥人形タイプのお人形なんですよ!
これからもずっと作り続けて欲しい郷土玩具です!!
郷土玩具といえばこちらの書籍がおすすめです!