郷土玩具のABC

日本各地の郷土玩具を紹介しています

木の葉猿

【木の葉猿】

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このはざる

 

こちらは熊本県の郷土玩具、【木の葉猿】です。

「みザル🙈、きかザル🙉、いわザル🙊」のいわザルがモチーフとなっています。

お猿さんらしく顔が真っ赤で愛らしい。。。のか?((笑)

どこかで、こんなお面をみたことあるような。。。。 

 

 

 【木の葉猿】とは

型を使わず指先だけで粘土をひねって作り、素焼きの荒いタッチの素朴さと、とぼけた味の玩具で、もとは無彩ですが、彩色したものもあります。 三匹猿・子抱猿・飯喰猿など10種類位あり、悪病・災難除け、子孫繁栄などのお守りとして用いられています。  
養老7年(723年)の元旦に「虎の歯(このは)」の里に住んでいた都の落人が、夢枕に立った老翁のお告げによって奈良の春日大明神を祀り、木葉山の赤土で祭器をつくり、残った土を捨てたところ、それが猿に化けたという伝説から生まれたものと伝えられています。玉名郡玉東町で作られています。木葉の里は、薩摩藩の参勤交代の道中にあたっていたので、土産品として江戸時代から国内各地で広く愛玩されています。
永田家は唯一の窯元で、先祖伝来の技法を守り続けています。 

熊本県伝統工芸館HPより

 

723年とは!!

かなり古くからある郷土玩具なんですね。

木葉山の赤土からつくられるから【木の葉猿】 なんですね~

種類としては土人形なんだと思いますが、型を使わずに粘土をこねて成型しているからこその、自然な曲線がとても綺麗だと個人的には思います。

粘土こねるってことは、当然ながらひとつひとつの人形に個性がでるということで、やはりそれが、郷土玩具の魅力のひとつなんですよね~

 

 

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