郷土玩具のABC

日本各地の郷土玩具を紹介しています

獅子舞


【獅子舞】

 

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こちらは青森県津軽地方の下川原焼土人形【獅子舞】です。

いちおう商品名は【獅子舞】となっていましたので【獅子舞】としてご紹介していますが、どうやらお店の方がいうには【獅子がしら】と言うらしいです。
たしかに一般的な獅子舞とは違っていますよね。唐草模様の羽織じゃないですしね。
ドット柄だから、なんかおしゃれですよね。唐草模様も素敵ですけどね。


こちらの獅子の表情がちょっととぼけた感じがしているので、選びました。
郷土玩具の多くはひとつひとつが手作りなので、それぞれに表情が違うのでそれがまた魅力なんです!!

 

 

下川原焼土人形とは
 文化三年(1806年)ころ、筑前から伊万里の技法を習得した津軽藩士高谷金蔵が下河原(現在の弘前市桔梗野)に窯を築きました。
 その後、津軽藩士九代藩主寧親(やすちか)は津軽の地に子供らの玩具が少ないこと憂い、冬期の閑暇を利用して土人形を作るよう命じました。それが下河原焼土人形のはじまりだと言われています。
 この土人形製作はそれ以来、今日まで200年間受継がれています。
 現在は、当時の子供たちがおもちゃとして遊んだ鳩笛、津軽の風俗や行事を表現した風俗人形、庶民の需要に応じて作られた干支人形や雛人形が作られています。
 素朴な土人形としての伝統を受け継ぎ、ひとつひとつ心をこめて手作りでしあげています。
下川原焼土人形紹介リーフレットより

 

 

こちらもやはり、長い歴史がある土人形なんですね~
東北地方の郷土玩具は、冬の寒い時期の閑暇を利用していることが多い印象です。


【獅子舞】には悪魔祓いとして江戸時代頃より広くつたわっているようです。
だから1年の初めのお正月に、縁起良く新年を始めるために獅子舞で悪魔祓いをしているんですね。そんなご利益もこの人形にはあるようです。

 

 

郷土玩具についてはこちらが見やすく面白いですよ!!