郷土玩具のABC

日本各地の郷土玩具を紹介しています

まり猫

【まり猫】

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こちらは山形県山形市の山形張り子の【まり猫】です。

ごらんのように、猫が鞠にしがみついております。

なんとも可愛らしい郷土玩具です。

 

正面からだと、からだが風船みたいに膨らんだ(=太りすぎた?)猫に見えなくもない(笑

 

横から、後ろからだと鞠にしっかりしがみついているのが良くわかります。

 

なんとなく、しがみつきかたがト○ロにしがみつく、さつ○や、め○みたいです。。。

このまましがみついてぷかぷか気持ちよさそうに飛んできそうですね!!

 

ちなみに山形張り子とは。。。

 

幕末安政のころ京都から渋江長四郎が山形の下条町に土着し京都嵯峨人形の手法により木型に和紙を打ち込んで、メンやダルマ、人形などを作り始めたのが起源とされています。

山形張子は和紙、ふのり、胡粉などの材料を使い、古くからの製作手法でひとつひとつ手作りで作られているそうです。

 

幕末の頃からとは長い歴史があるんですね~

猫がモチーフの郷土玩具は多いのですが、見た目が愛くるしいのはもちろん、人との距離感が昔から変わらず近くて、幸福を招く縁起物として広く親しまれていることが大きな理由のひとつですよね~!!

 

ちなみに山形張子では、【玉乗りうさぎ】なんかもありまして、まるでサーカスみたいなモチーフの郷土玩具があります!

てことは、この【まり猫】も実はまりの上で立つのかしら??

 

こちらの書籍に【まり猫】が紹介されています~